院長挨拶
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ダイエットで脂肪を減らすためには充分な睡眠が必要
2010/11
―睡眠時間が5.5時間の場合は、8.5時間の場合と比べダイエットによる脂肪の減少が少なく、空腹感も強い―
食欲の秋のため体重増加が気になる季節です。ダイエット中に睡眠時間が少ないと空腹感が強まり、食欲増進ホルモンのグレリンの分泌が増加し、食欲を抑えるホルモンのレプチンの分泌が抑制されることは周知の事実です。
また睡眠時間が6-7時間時間の子供は、8時間以上の子供に比べ肥満になるリスクが2.5倍以上になるという報告もあります。
今回の研究では、過体重・肥満の人がダイエットをしながら、睡眠時間を長めに取る場合と少なくする場合に、体重の変化だけでなく脂肪の減少がどう変化するかを研究しています。
1日1450kcalの中程度のダイエットをしながら、3ヶ月以上の間隔を空けて、2週間連続して睡眠時間5.5時間にした場合と2週間連続して8.5時間にした場合を比較しています。
体重減少は睡眠時間5.5時間で3.0kg、8.5時間で2.9kgと差はありませんでしたが、脂肪の減少はそれぞれ0.6kg・1.4kgと、同じダイエットをしていても睡眠時間が長い方が2倍以上脂肪が減少していました。
食欲増進ホルモンのグレリン濃度もこの結果を裏付けるように、睡眠時間が少ない方が上昇していました。
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