院長挨拶

院長から皆様へのご挨拶です。

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ビールで放射線防護

2011/06

―ビールに放射線による染色体障害および死亡率を予防効果あり―

*福島原発事故は現場の方々の献身的作業により、最悪の事態を回避できたように思いますが、まだまだ予断を許さない状況かもしれません。政府の見解としては、今回の放射線被爆により大きな健康障害をきたす心配はない、とのことですがやはり気になるところです。
 
広島・長崎の原爆やチェルノブイリ原発事故の被害者の方々にアルコールで放射線障害が軽減されたという話があります。という訳で今回はビールによる放射線防護の研究をご紹介します。

ビール大瓶1本を飲酒し3時間後に採血して、血液細胞に放射線照射しリンパ球の染色体異常を調べています。

*飲酒して3時間経過した血液細胞の方が明らかに放射線に対して強いようです。

またマウスを用いた動物実験で、ビール・エタノールを摂取すると放射線障害による死亡率が軽減することが判ります。コントロールとして用いたノンアルコールビールは効果がないようです。

これまで赤ワインの疾病予防の効果をいくつかご紹介していますが、放射線障害にはビールの方が有効かもしれません。もうじきビールの美味しい季節となりますが、くれぐれも量をお間違いなく!

 

 

 

 

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