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カリウムが豊富な食事で脳卒中・心筋梗塞のリスク軽減
2011/05
―カリウムを1日1.64g摂取すると脳卒中のリスクが21%低下―

世界中の多くの国でカリウムの平均摂取量は推奨量を下回っていて、カリウムは不足しがちなミネラルと言えます。ではカリウムを多く摂取したら脳卒中・心筋梗塞の予防ができるのでしょうか?イタリアを中心とした約25万人を対象とした研究結果によると、その答えは“Yes”です。
カリウムを1日6.4g以上摂取すると、脳卒中のリスクが21%低下し心筋梗塞のリスクも軽減するようです。果実か野菜を5サービング以上食べれば、予防効果を得るのに必要なカリウムが摂取できます。それでは具体的に1サービングとは?

カリウムの脳卒中・心筋梗塞予防効果のメカニズムとして、①降圧効果、②アレローム性動脈硬化の進行を抑制、ナトリウムを減らしナトリウムによる欠陥損傷を防止、などが考えられています。
また米国心臓病協会も、バナナ・メロン・グレープフルーツ・オレンジなどの果実、トマトなどの野菜、ナッツ、低脂肪の乳製品を中心としたDASHダイエットによる高カリウム食を進めています。
今までにもいくつか同じような研究結果をご紹介してきましたが、やはりベジタリアンは長生きできるのかもしれませんね。
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